大人の時間割

日々是好日

買い物と料理の非合理性

 最近非合理だと感じる事がある。日本人は割と外食をする。外食は料理がめんどくさいからだと思う。コンビニを使って中食を買うのもこの一種だ。しかし、スーパーで食材を買う時は安い店に行こうとする。セール品を買ったりする。つまり、食材を買う時は節約をするけども、料理をすることがめんどくさいので食材の加工についてはお金を払うということだ。

 しかし、考えてみるとおかしな話だ。料理自体は確かに面倒かもしれないが、食材を買いに行くことや選ぶことも面倒くさい作業だ。それに食材を値切るなら、中食代もけちって自分で作る方が合理的だ。その差は何だろうか。恐らく、料理の方が頭を使うからだろう。料理は段取りが必要になるし、意思決定の過程が多い。一方で食材の購入は、基本食べたいものをいかに安く買うかの判断基準だけだ。なので、料理はした方が良いと思う。料理は頭のいい人が行っているものだと言えるからだ。実際、自分の周りを見渡しても、低所得者ほど加工食品や外食に頼っている割合が多いように思う。

 むしろ、食材を買いに行く作業ほど合理化してその浮いた時間を料理の加工に当てた方が良いのではないかとも思う。例えば、ネットスーパーや生協の宅配を使えばいい。その代わり、家で調理すれば外食するよりは安くあがるし、食材購入の手間が減る。この方が合理的な気がするのである。