大人の時間割

日々是好日

アート作品を見る意味

 久しぶりにアート作品を見ました。なんていうか最近仕事で論理的な作業が多かったのでこういうのを見ると脳の違う部分が活性化されるような気がします。外資系のIT企業のオフイスなんかを見ても、けっこう社内にアート作品が飾ってあったりしますが、あれは多分気分転換とか、インスピレーションを沸かせるために飾ってあったりするのだと思います。

 今回思ったのは人は論理的な作業だけやっていても息詰まるということです。つまりはアート作品を見たり、実際に楽器を弾いたりクリエイティブなことをやってみる、ってことが現状打破のきっかけになったりするということです。もちろん「遊び」はクリエイティブな作業なので、どんどん遊ぶと良いでしょう。仕事が忙しい方はなおさら、だと思います。

 論理的に結論が出る作業はそれはそれで重要だと思いますが、思考の枠が固定化されがちになるので、思考のイノベーションという意味でもクリエイティブな作業をこれからも意識して取り入れていきたいと思います。

GWの勘違い

 GWとなり、旅行や帰省をすることも多いと思う。そもそも何ヶ月か前から宿泊施設や交通手段を予約していれば特に問題無いと思うが、予約していない人は今からあせってどこかに行く必要は無いと思う。

 GWに必ず流れるニュースが、東海道新幹線の乗車率や、高速道路の渋滞である。また、行楽地の賑わっている様子を見て、どこかにでかけなければいけないような気持ちになるかもしれない。しかし、あらかじめ準備していない人は今から宿をとっても条件の悪い部屋を高価格で手に入れることになるためおすすめできない。どうしても出かけたければ、混雑していないであろう田舎に日帰りでいくことをおすすめする。GWはそもそも移動効率が落ちるし、行楽地も人が集中するため、時間効率も悪い。なので、無理して出かける必要はまったくないと思う。

 ただし、GWの前後は別だ。GWの前後はやはり需要の谷間にあるので、旅行するにはもってこいだと思う。休暇が分散していないため、日本ではこのような珍現象が起きているだけであるので、GWの海外旅行も悪くないと思う。ただ、その場合でも入出国は混み合うので、ピークタイムはやはりずらすべきだ。GW前に出国し、GWまっただ中に帰るのは悪くないと思う。これらはGWに限らず、年末年始についても言える。この時期に休みたければ、やはり何ヶ月も前に条件のいい状態で予約することが大事なのだ。

TPOによるガジェットのベストな使い分け

 結論から言えば、家ではデスクトップPCとタブレット、外ではスマホとノートPC、或いはキンドルがベストだと思う。デスクトップは当然の事ながら、モバイル用途には適していない。しかし、その分ノートPCよりパワーがあるので、腰を据えて作業をしたり、ゲームをしたり、ネットサーフィンをしたり、色々な用途として使える。そのため、家ではデスクトップを使うのが理にかなっている。一方、動画再生等のインプットにはタブレットを家で使うのはよいと思う。タブレットは画面が小さいとあまり意味がないので、10インチ以上のものを使うとよいが、このサイズは重いのでやはり持ち歩くよりは家で使うのがベストだ。

 一方でスマホとノートPCはそれぞれ不得意な作業を補ってくれるし、持ち歩くにしても軽量な場合が多い。そのため外で作業するにはもってこいだと思う。がっつり読書したい場合はキンドル(ペーパーホワイト)も軽量なので持ち運べばよいだろう。

 どのガジェットにしろ一長一短があるが、基本的には異なる性質のマシンを重量を考えて持ち歩くのが合理的だと思う。

何でも記録をとる

何でも記録をとることは大事である。記録を取っておかないと、自分という人間がわからないし、反省もしないから何年も同じ生活を続けるということになりかねない。ただし、実際記録を取り続けるというのは難しい。

   記録をとるタイミングがわからないからだ。なので、最初は記録をとるタイミングなど考えず、ひたすら記録を取るしか無い。ただし、分野は絞るべきである。例えば、自分は重要なものを記録を取るようにしている。それはお金、時間、食べたものだ。言うまでもなく、お金と時間は希少資源である。そのため、使ったお金や時間は記録しておくと役に立つだろう。

 また、食べたものは健康を形作るものだから。感触も含めて、詳細を記録するべきだ。そうすれば、自分が何を食べる傾向が高く、不足している栄養素もわかるだろう。なお、筆者は活動量計を使っているので、運動量は自動的に記録されている。運動に関しては、活動量計使うのが記録が楽だろう。また、使ったお金も最近はマネーフォワードで記録できるが、こちらはログインがめんどくさくて、みる機会が減ってしまった。やはり、自分で記録することが大事だと思う。なお、記録はシンプルにメモアプリでいいと思う。その際、日本語入力にストレスの少ないATOKPADを使っている。

インプットとアウトプットのバランスを取る

 インプットとアウトプットのバランスを取ることは個人的に難しいと思う。しかし間違いなく言えるのは、どちらかに偏ると日常生活の生産性が下がることだ。

 インプットだけに偏っても、単なる頭でっかちであるし、かと言ってアウトプットだけに偏っても体系的な知識がないため、非効率なアウトプットに陥ってしまう可能性が高くなる。

 サラリーマンはどちらかというと、アウトプットに偏りがちになりやすいが、意識的にインプットの時間も設けておかないと、単に仕事を惰性でこなすだけのマシンになってしまう。

 そうはいっても、サラリーマンは時間がないからインプットの時間なんか持てないよ、という意見があるかもしれない。インプットは基本的に頭を使う作業ではないため、常に情報を浴びるぐらいの意識でいれば良いと思う。例えば、歩いているときはPODCASTを使い、耳から情報を仕入れる。スキマ時間はTwitterRSSリーダーで更新登録情報を追う、まとまった時間はkindleを使い、読書をすすめることが重要だ。

 読書については、体系的な知識が得られるのでスマホ全盛の現在では特に重要である。私は主に入浴の時間を読書にあてているが、1日の中で情報収集の時間をルーティン化しておくことがインプットを続けていくコツだと思う。

 なお1日の中でのアウトプットとインプットの切り替えは特に決めていないが、私の場合は飽きたら作業を切り替えている。例えば、読書に飽きたら、ブログを書くというように作業をインプット系とアウトプット系に分け、自分の飽き具合で作業を変えるのが理にかなっているように思う。

instagram検索は特定の分野は便利

 最近、instagramで検索をすることが増えた。instagramの検索は写真の検索なので、深い内容の検索というより、料理や、ファッション、旅行の場所を確認するという意味で使っている。

 文字と違い、画像の検索は直感的にすぐ判断出来る。そういう意味では、普通にGoogle検索を使うよりも効率が良いのではないかと思う。また、Google検索にはでてこないお店や場所が出て来るので、新しいものを掘り起こす検索としてもおすすめできる。Google検索は主にページランクによるアルゴリズムなので、検索すると出て来る店が固定化されているように感じる。そのため、ある意味でセレンデピティを求める人や、おしゃれな場所を検索するにはもってこいだと思う。

 私も最近は外食する機会が減ったため、新しい店舗を探すのに使う。また、女性が好む店は「#女子会」、「#ダイニングバー」等のキーワードで検索するとすぐにひっかかるので、そういう意味でも独身者はより便利な使い方ができるだろうと思う。

日本社会の変化

私個人はミニマリストを志向している。ミニマリストとは、必要最小限の物をもち、すっきりとした部屋を好む。すなわち、不必要な物を持たない人種のことであるが、ミニマリストは私だけでなく、社会的にもフューチャーされていることから一種のブームである、とも言える。

一方で、今の日本社会は人手不足により、コンビニやファミレスの深夜営業が中止になったり、自動運転車が開発され、あらゆるものが人を介さない自動化へと向かっている。もちろんそこには人々の生活を豊かにするため、自動化に向かっているという側面もあるが、根本的には日本人の欲望が少なくなってきていることが事の本質だと思う。すなわち、性欲が衰えることによる少子高齢化もあるかもしれないし、その結果需要が減少し、コンビニやファミレスは深夜に客を獲得することができなくなっている。また、今現在の日本人は糖質制限のように、ある意味で大量に糖質を含む食物を摂取しなくなり、健康志向も高まっている。そのため、以前よりも食欲が減っている可能性がある。何より、若者が少ない高齢化社会では、胃袋も昔に比べると減少しているだろう。

物があぶれてくると、そこでは物を獲得することの効用が下がるし、何より人間は選択肢があまりに多いと、疲弊してしまうという心理学の結果もある。そういった基本的な欲望の減少や、モノからコトへといった消費意欲の質の変化がゆっくりと進んでいるのが現在の日本なのだと思う。