大人の時間割

日々是好日

行き詰った時は

 行き詰った時は基本的に減らす事で対処した方ががいい。やるべき事を減らす、所有物を減らす、食べる量を減らす、人付きあいを減らす等だ。減らすことで人間は一度思考をリセットできるし、リセットした後は本当に必要な視点が見えてくる。その結果、例え減らし過ぎたとしても自分にとってこれは残しておいた方が良いとか、そういった価値判断がしやすくなる。単純に人間はやることが減ると、その分余裕ができるので、自分が本当に興味をもつ事にとりかかったりするようになると思う。

 もう一つは原理原則に立ち返ることだ。人間の思考は拡散しやすい。試験勉強前に部屋の漫画やゲームを始めてしまうのは人間の意識が拡散し易いことを表している。そもそも太古の昔に、一つの事に集中していたら、人間はとうにライオン等の肉食動物に捕食され、ここまで進化していなかったであろう。そのため、人間の意識は拡散しやすいと言えるが、拡散すると物事は複雑になる。そうすると、本当に重要な事を忘れ、どんどん別の方向に物事は向かってしまうものである。だから、原理原則に返って物事をすすめるということは非常に重要であり、意識しておくべきことだ。初心忘るべからずという言葉はこの事を表しているものだと思う。