大人の時間割

日々是好日

趣味として寝るは最強

 個人的に「寝る」は趣味として最強だと思う。コスパがいい、というかお金がかからない。寝た後は明らかに生産性が上昇するし、判断力が上がる。人としての能力値が上がる。寝た後の幸福感が上がる。そのため、寝るを趣味として公言することは人生におけるクオリティが上がるのは間違いない。

 忙しい時はついついストレスで暴飲暴食やゲームをしてしまうが、そこに時間を使うより睡眠を趣味だと自覚して、そこに時間を使った方がいい。暴飲暴食は体にも悪いし、お金もかかる。ゲームも同じだ。夜遅くまで目を酷使するよりは睡眠を取り、体の疲れを回復させた方がいいと思う。

大人こそ時間割が必要だ!

 学生時代は事細かに物事が時間割で決まっていた。社会人になると急にそういったことが減り、就業時間という名前で一括りにされる。大人も時間割を持っても良いと思うし、仕事中以外でも自分なりにこれをやる、と決めてもいいのではと思う。例えば、ブログを書いたり、読書は学生時代でいう「国語」に当たると思うし、ジョギングや筋トレは「体育」である。自分がやっている何らかの活動をそういった教科にあてはめてみると面白いと思う。

 但し、大人になると活動が偏るので、そこは分散させた方がよいかもしれない。子持ちの家庭では料理や洗濯等いわゆる「家庭科」が中心になってしまう。それはやむを得ない部分もあるが、偏っていることを意識して普段からバランスよく時間を過ごした方がよいと思う。詳しいことは次回から考えていきたい。

心理的負債

 何かサービスを契約する時、それが逆に心理的な負債(負担)となってしまうことがある。例えばそんなに利用しないジム通いや、動画サービス等だ。契約したからには元を取ろうとか、大して興味もないのに面白くない動画を見てしまう等である。これらは逆にお金を払ってストレスを買っているといっても過言ではないし、時間も浪費してしまっている。そういう状態の時はたいてい月額サービスを利用している利便性よりも、金銭的コストが大きいと思っているため、使わないと損をするという心理が働くのだと思う。そのため、不要だと思うサービスはそもそも使わないことが大事だし、サンクコストだと思い、さっさと解約し、他の事にリソースを注ぐのが良かったりする。

 これは月額サービスに限らず、面白くないことがわかったということ自体が元を取ったことにもつながると個人的に思うので、即刻撤退する方法を考えるべきだと思う。

麺は時短になる

 麺料理は時短になると思う。作る手間はそんなに変わらないが、食べる時間が圧倒的に早い。1日に1回は麺料理を食べるべきだと思う。御飯だとどうしてもおかずが多くなるし、米は噛む回数が多いことが原因だと思う。1日に1食は食事の回数を減らすか、食事の量を減らすことはカロリー過多な社会において重要だ。そもそも食事に時間をかけることはナンセンスだ。世の中やるべきことが多いのだから、できるだけ自分が価値を感じることに時間を使うべきである。

デバイスは分散させる

 スマホタブレット等現代は情報機器にお金を使う時代になった。いくつも並行して持っている人が多いと思うが、基本的には使い分けが大事である。一つの機器だけ使っていてはバッテリの消耗も激しいし、特定のことしかできないからだ。そのため、何が得意で何が不得意か把握する必要がある、

 PCはアウトプットが得意だし、タブレットはインプットが得意という風にだ。また、一つの機器を使いすぎてしまう人はバランスを取るためあえて別の機器を触るようにしたほうが良い。筆者もゲームは最近、スマホに偏ってきているため、あえてコンシューマゲーム機を使うことがある。また、タブレットでインプットが増え過ぎてしまう事があるので、そういう時はノートPCを開き、プログラムを書いたり、ブログを書いたりする。そうしないと時間の使い方がひどくバランスの悪いものになり、満足に時間が使えない事があるからだ。

 人生で一番戦略的に考えないといけないのは、時間の使い方だ。それは触っている道具に左右されるといっても過言ではない。そのため、常に道具は良いものを使うようにしたいし、偏らない事を意識すべきである。

自分にとっての優先順位を明確化する

 幸福感というものは極めて主観的である。自分にとって何が大事か、というのは個々人によって違うので自分が何を重要視するかということは視覚化して確認するべきだと思う(書いてみる事が大事)そのためには、自分が幸福を感じるものに順位をつけると良いと思う。例えば10段階評価で行う。睡眠は9、食事は5,ゲームは7といった感じだ。この作業を時々行い、見返して見る。そうすると自分が何を重要しているかが明確になるし、視覚化されることで何に時間を使うべきか明らかになる。

 これは自分の人生を軌道修正するのにも役立つと思う。人生は、ふとした時に自分を見失ってしまうことがある。それは仕事が忙しい時だったり、誰かが亡くなったり、ショッキングな事が起きた時かもしれない。そういう時でもぶれない自分を作るにはそういう時間を設けることが大事である。

使うデバイスを限定する

 自分を変えようとする時は道具を変えてみるのも一つの案だ。人間は環境が変わると嗜好も変えやすい。例えばプログラミングの勉強をしたければタブレットを使うのをやめたり、テレビを見ている時間がもったいないと感じたらテレビを捨て、代わりにタブレットで好きなタイミングで動画を見たり、等だ。ゲームをしたいなら、最新のゲーム機を買っていつでもやれる状態にしておけばいいし、インドア派からアウトドア派に転向したい時はアウトドアグッズを揃えた方が良い。

 何だかんだで人間は投資を回収しようとする生き物だから、買ったらそれを使うようになる。だから、自分がこういう人間になりたいとか目標がある場合、環境や道具を近づけていくことが大事だろうと思う。