大人の時間割

日々是好日

心理的負債

 何かサービスを契約する時、それが逆に心理的な負債(負担)となってしまうことがある。例えばそんなに利用しないジム通いや、動画サービス等だ。契約したからには元を取ろうとか、大して興味もないのに面白くない動画を見てしまう等である。これらは逆にお金を払ってストレスを買っているといっても過言ではないし、時間も浪費してしまっている。そういう状態の時はたいてい月額サービスを利用している利便性よりも、金銭的コストが大きいと思っているため、使わないと損をするという心理が働くのだと思う。そのため、不要だと思うサービスはそもそも使わないことが大事だし、サンクコストだと思い、さっさと解約し、他の事にリソースを注ぐのが良かったりする。

 これは月額サービスに限らず、面白くないことがわかったということ自体が元を取ったことにもつながると個人的に思うので、即刻撤退する方法を考えるべきだと思う。

麺は時短になる

 麺料理は時短になると思う。作る手間はそんなに変わらないが、食べる時間が圧倒的に早い。1日に1回は麺料理を食べるべきだと思う。御飯だとどうしてもおかずが多くなるし、米は噛む回数が多いことが原因だと思う。1日に1食は食事の回数を減らすか、食事の量を減らすことはカロリー過多な社会において重要だ。そもそも食事に時間をかけることはナンセンスだ。世の中やるべきことが多いのだから、できるだけ自分が価値を感じることに時間を使うべきである。

デバイスは分散させる

 スマホタブレット等現代は情報機器にお金を使う時代になった。いくつも並行して持っている人が多いと思うが、基本的には使い分けが大事である。一つの機器だけ使っていてはバッテリの消耗も激しいし、特定のことしかできないからだ。そのため、何が得意で何が不得意か把握する必要がある、

 PCはアウトプットが得意だし、タブレットはインプットが得意という風にだ。また、一つの機器を使いすぎてしまう人はバランスを取るためあえて別の機器を触るようにしたほうが良い。筆者もゲームは最近、スマホに偏ってきているため、あえてコンシューマゲーム機を使うことがある。また、タブレットでインプットが増え過ぎてしまう事があるので、そういう時はノートPCを開き、プログラムを書いたり、ブログを書いたりする。そうしないと時間の使い方がひどくバランスの悪いものになり、満足に時間が使えない事があるからだ。

 人生で一番戦略的に考えないといけないのは、時間の使い方だ。それは触っている道具に左右されるといっても過言ではない。そのため、常に道具は良いものを使うようにしたいし、偏らない事を意識すべきである。

自分にとっての優先順位を明確化する

 幸福感というものは極めて主観的である。自分にとって何が大事か、というのは個々人によって違うので自分が何を重要視するかということは視覚化して確認するべきだと思う(書いてみる事が大事)そのためには、自分が幸福を感じるものに順位をつけると良いと思う。例えば10段階評価で行う。睡眠は9、食事は5,ゲームは7といった感じだ。この作業を時々行い、見返して見る。そうすると自分が何を重要しているかが明確になるし、視覚化されることで何に時間を使うべきか明らかになる。

 これは自分の人生を軌道修正するのにも役立つと思う。人生は、ふとした時に自分を見失ってしまうことがある。それは仕事が忙しい時だったり、誰かが亡くなったり、ショッキングな事が起きた時かもしれない。そういう時でもぶれない自分を作るにはそういう時間を設けることが大事である。

使うデバイスを限定する

 自分を変えようとする時は道具を変えてみるのも一つの案だ。人間は環境が変わると嗜好も変えやすい。例えばプログラミングの勉強をしたければタブレットを使うのをやめたり、テレビを見ている時間がもったいないと感じたらテレビを捨て、代わりにタブレットで好きなタイミングで動画を見たり、等だ。ゲームをしたいなら、最新のゲーム機を買っていつでもやれる状態にしておけばいいし、インドア派からアウトドア派に転向したい時はアウトドアグッズを揃えた方が良い。

 何だかんだで人間は投資を回収しようとする生き物だから、買ったらそれを使うようになる。だから、自分がこういう人間になりたいとか目標がある場合、環境や道具を近づけていくことが大事だろうと思う。

休日は物を捨てる

 休日など時間がある時は基本的に断捨離をするべきだと思う。平日は仕事で意思力を消耗しており、重要な決断ができないので、できれば休日にやるべきだ。

 物を減らすと管理に脳のリソースを使うことがへったり、片付けの時間が減る。そのためできるだけ物を減らすことは重要である。そのためには、買うときも徹底して吟味して買う。もしくはレンタルに切り替えるべきだ。加えてできるだけ所有を減らすにはどうしたらよいか考える事だ。もしくは買うものは消耗品だけ、と割り切るのも一つの解決策だ。

 また、物を買わずできるだけサービスにお金をかけるのも良いと思う。例えば娯楽は会食や、Netflixや旅行に限定する。物が貯まる趣味はやめておくべきだ。

 エコな生活はミニマリストと相性がいいと思う。低エネルギーな生活は物を減らすきっかけになるからだ。物を減らし、身軽な生活を送るには掃除よりもまず休日に物を捨てることから始めよう。

こだわりの弊害

何だかんだでいきづまっている時ほど1つのやり方しか試さなくなっていることが多い。人生は選択肢が多いほうが多分逃げ道を作るという意味では精神的にも有益だと思うし、

 行き詰った時ほど別のやり方を試す、あるいは別の事をやってみると良いと思う。例えば海外旅行に行ったことがない人は海外に住むという選択肢すら思いつかないかもしれない。この状態は恋愛にも似ている。恋愛経験が少ない人は、若いときの情熱(思い込みで)結婚する事が多いと思うが、ある程度生きてみると世の中には妻以外にも気の合う女性はいるのだと悟るようにもなる。そのため、若い頃に恋愛経験が少ない人ほど不倫などの方向にいってしまうのではないかとも思う。

 最も、結婚という限られた局面と違い、人生は色々な経験をする場であるといえる。色々な事を経験することは自分を追い込まないために必要なことだと思う。そのためには意識して普段からやったことがない経験を自分のお金と時間の許す範囲で試してみるべきだろう。