大人の時間割

日々是好日

可処分時間が少ないことが問題

  現代人は常にネットに接続している状態だ、そんな状態では、まともに物事を考えたり、旅行に行ったりすることは難しい。コンテンツにアクセスできる環境は整ってきているが、それを使う時間が現代は減ってきている。スマホの通知は作業を細切れにさせるし、ネットフリックスを契約していても、膨大なコンテンツを消費することは難しいだろう。

 一方既存のメディアであるテレビも時間を侵食する一方だ。SNSは絶え間なく世界中の人と接続を容易にした一方で、常に連絡が取れる体制や人数の増加が個人の時間を侵食してきている。つまり、ネットで効率化できている一方でそれに伴い消費する時間が増えている、むしろ消費の時間が多い可能性すらある。

 可処分時間を確保するには、一定、時間を浪費するものから距離を置く必要もあるだろう。つまりいいとこ取りをするのだ。ネットの便利さを享受しつつも、時間を浪費しない方法を考えながら人生を過ごすことが大事だと思う。

行き詰った時は

 行き詰った時は基本的に減らす事で対処した方ががいい。やるべき事を減らす、所有物を減らす、食べる量を減らす、人付きあいを減らす等だ。減らすことで人間は一度思考をリセットできるし、リセットした後は本当に必要な視点が見えてくる。その結果、例え減らし過ぎたとしても自分にとってこれは残しておいた方が良いとか、そういった価値判断がしやすくなる。単純に人間はやることが減ると、その分余裕ができるので、自分が本当に興味をもつ事にとりかかったりするようになると思う。

 もう一つは原理原則に立ち返ることだ。人間の思考は拡散しやすい。試験勉強前に部屋の漫画やゲームを始めてしまうのは人間の意識が拡散し易いことを表している。そもそも太古の昔に、一つの事に集中していたら、人間はとうにライオン等の肉食動物に捕食され、ここまで進化していなかったであろう。そのため、人間の意識は拡散しやすいと言えるが、拡散すると物事は複雑になる。そうすると、本当に重要な事を忘れ、どんどん別の方向に物事は向かってしまうものである。だから、原理原則に返って物事をすすめるということは非常に重要であり、意識しておくべきことだ。初心忘るべからずという言葉はこの事を表しているものだと思う。

人生は「初めて」が多い方が豊かになると思う

 人生の経験値は、結局のところ同じ事を何回もやるよりも、「初めて」やることをいかに増やせるかが重要だと思う。

 初めての経験は今までになかった視野を得ることができ、物事を多角的に見る能力が身につくと思う。また、10のうち、3の事しか知らない人は10のうち8を知っている人に比べて判断ミスが増えるだろう。仕事においても、結局は色々な知識を知っている人の方が正しい判断を行いやすいし、そういう努力をしていない人は視野が狭くなってしまうと思う。

 経験は何でもかまわないと思う。食べたことのないものを食べたり、飲み会ではできるだけ話した事ない人と話す、あるいはやったことのない趣味に挑戦する、程度でいいと思う。失敗を恐れて何もしない人より、はるかに得るものの多い人生だと思うし、人生の局面によってはそれは経験できないことかもしれないので、できるだけ「初めて」の経験を増やす人生をおくりたいと思う。

サブスクリプションとの付き合い方

 サブスクリプション、所謂「〜し放題」サービスが増えている。プライムビデオやDマガジンといったいわゆる映画見放題、雑誌読み放題といったサービスである。これらのメリットはたくさんのコンテンツやサービスに触れられる点だ。つまり1つの映画がつまらなければすぐに他の映画を見たりすることができることだ。これは結果的に自分が熱中できるコンテンツにたどり着くことを容易にする。そのため人生のQOLが上がることにつながると思う。

 また、時間の節約にもなる。そんなに多くの映画見れないよ、といい、お金がもったいないと主張する人もいるが、これらのサービスは本質的に時間の節約がメインだと思う。もちろん、面白いコンテンツにたどり着く可能性が高まるので、1本1本をツタヤでレンタルするよりも多くのコンテンツを見る機会も増える。そのため、金銭的にもメリットが高まると言える。

 ホテルの食べ放題にしろ、Netflixにしろサブスクリプションは色々なものを試し、自分に合うものを探す場だと捉えるのが賢いと思う。

内向型人間の生き方

 世間一般的には外向型人間が好ましく思われやすい。例えば採用面接でも明るい人を採用したがるし、採用された後も人当たりがよくて、飲み会にも積極的に出席するような人間だ。休日はスポーツをし、後輩の面倒も積極的に面倒を見る。そういった人が日本社会では好まれる傾向にある。

 一方で内向型人間はどちらかというとネガティブな評価を受けやすい。職場ではあまりコミュニケーションを取らないし、飲み会にもあまり行かないので、何考えているかわからない、といった評価を受けることもある。筆者もどちらかいうと内向型人間ではあるが、内向型人間の強みはわりと家で本を読んだり、じっくり考え事をする機会が多いことだと思う。そのため、人とは違う独創的な考え方をしたり、物事の分析力に優れたタイプが多いようにも思う。また、金銭的にも外向型人間ほど外に出て使う機会が少ないので堅実派が多いように思う。それなりに内向型人間にもメリットが多いと思うので、人生に生きづらさを感じている人は違うフィールドで頑張ればいいと思う。例えばネットの世界だ。ネットの世界はPCがあればお金を稼げるし、そういう分野で努力すればいい。SNSもあるのでコミュニケーションも家にいながら行える。最近はプライムビデオ等家でも娯楽が充実している。わざわざ外に出て、不得意なフィールドで努力する必要はないだろう。

甘い物等食べたい時のコントロール

  お菓子などジャンクフード系の食欲がわいた時は睡眠ファーストでいいと思う。睡眠が減っていると食欲を制御するホルモンがうまく働かなくなるからだ。睡眠不足は過食とも関連がある。実際昼寝をした後だと食欲がなくなることも多い。

 その他にも日頃から野菜を中心とした食事を続けると良いと思う。動物性蛋白質を極力減らし、できるだけ味付けも薄いものを食べるようにする。そうすると、お菓子を食べたい等の欲求が減るように思う。脳はある刺激に慣れてしまうと、より強い刺激を求めるようにできているため、仏教でいう執着や、煩悩が増幅されるようになる。禅僧が味の薄い精進料理や、動物性のものを避けるのにはこういった欲望のコントロールとも関連していると思う。よって完全に肉等を絶つ必要はないと思うが、それなりに減らし、睡眠をできるだけ多く確保する生活を続けることが食欲のコントロールに重要だと思う。

画面が大きいのは正義

 移動でたまにノートPCを持ち歩く。圧倒的に大画面の検索はやはり便利だ。スマホとは桁違いに情報量が多く、便利だと思う。スマホのメリットは携帯性と言うか重量が軽いことと、片手で操作出来ることだ。しかし、そのデメリットを感じない人であれば基本、モバイルルーターとノートPCの組み合わせが最強だと思う。

 どんな環境でも画面が大きい+画面が多いのは作業効率UPにつながる。画面が小さいと無意識にストレスも増すので、できるだけ大きい画面を確保するよう仕事やプライベートでは意識したい。そういう意味では最近スマホを手放してもいいのかな、とも思う。スマホでできることは大体Macでできる。できないことは電話とアプリゲームくらいだろう。最も電話はIP電話アプリでも入れておけばいいし、アプリゲームは携帯ゲーム機(ゲームに特化したものの方)が満足度は高いかもしれない。モバイルするものは正直、まだ試行錯誤中だし、重さとのトレードオフではあるけれど画面が大きいことだけは正義だと思う。